眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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気休め・ザ・ゴールデン ~五月の豆腐メンタルを吹き飛ばせ!~

明日会社行きたくねぇ~。
いやリモートだから行かないんだけど、普段から家でも帰りてぇ~って言ってるからこの発想はぬぐえません。精神的なものなのでね。
BiSHの『Bye-Bye Show』を聞きながら、雨の山手通りをダッシュしてきました。

 

ついこないだまでロングロング無職生活を謳歌していたというのに……。
5月病がドン。しっかり被弾しました。
我ながら豆腐メンタルです。

だとしたら、種類はなんでしょうね。絹ほどすべすべでもないし、木綿ほど気合入ってもいないし。高野豆腐ほど柔軟でもない。

まあ揚げ…出し…かなあ。
一見しっかりした外殻があるようだけど、期待されてるほど食べやすくないし中ぐじゅぐじゅっていうね。周囲の薬味の方の支えでなんとか成り立っております。

 

さて、世の中にはこんな豆腐ちゃんを支える気休め(金言)がたくさんあります。
パワハラニート十二単みたいな道を歩んできた僕にとって、人生とはこれらをなんとかインストールする作業の連続だったといっても過言ではありません。

今回はそんな金言の数々と、個人的なイメージをかるく並べてみます。

 

㊎「自分は自分、他人は他人」系
(主役はあなた/他人が変わるのを期待するな/他人はこっちに興味ない)

僕は他人に興味がありますから、こういう仕切り板を作るのはハマらないです。興味っていうのはもちろん生活の詮索じゃなくて、自分一人で物語は生み出せないっていう意味で。
仕事がマーケ系なので、どうしても他人視点に立たなきゃいけないっていうのもありますね。

 

「自分をほめてあげる」系
(あなたは頑張り屋さん/自分の底力を信じろ/見返りがなくても、誰かのためになってるよ)

いえコイツはがんばっておりません、と自分の魂に真っ向から否定されてしまいます。他人様にコツコツ奉仕した覚えはなく、要領よく、最低限の結果で、なんとか自分一人を養ってる程度のヤツなんですから。あと、人間は他人から激励されるほうがパフォーマンス高いと思ってる。マンツーマンジムしかり。

 

「弱い自分を認める」系
(完璧主義はダメ/コンプレックスもあなたの魅力/失敗してもいいじゃない)

この考えはうまく取り入れたいと思ってます。全部やろうやろうとして疲れるフシはあるので。ただ、僕の悩みは自分が失敗したことより、「なんでこの組織ってこんなやり方なんだろう」って体制に向かうことが多いので、あんまり使いどころがなかったりする。


「人生なんてどうせ…」系
(世界の中ではちっぽけ/どうにもならないことは悩まない/どっちみち死ぬ)

わりと礼賛されてるみたいですが、これまたナシですねー。すべてがちっぽけなら、YUKI様も、あの偉い発明家も、凄惨な凶悪犯罪すらもちっぽけなことになっちゃう。僕は物事の重さと軽さを感じて生きていきたい派です。

 

「整理・フォーカス」系
(今できることを信じる/いつも通りに過ごす/気がかりなことを言語化する)

これは結構いいですね。僕も寝る前、頭の中で明日上司に伝えてやりたいことを何度も妄想する悪癖があり、いつまでも眠れない夜を迎えがちです。やっぱり考え事のキリどころを作るって大事。とはいえ仕事内容がマルチなので、絞る系の工夫には限界があるのも事実。

 

「まずアウトプットしろ」系
(すべて我慢しようと思わない/あっさり口に出す/失敗を恐れるより行動)

魂からの否定②。僕は失敗を恐れる感じで失敗してきたわけではないので、あんまり体質に合いません。たとえ冗談でも、たとえ相手が聖人に見えても、悪態をついたらどういうことになるかは痛いほど分かってる。沈黙こそ金、と思います。本音はブログで!

 

「ポジティブ性善説」系
(不安を自分で作らない/自分が楽しく過ごしてれば楽しくなる/笑顔で暮らす)

まずこれを実行することに鉄のメンタルがいる印象。よーし明日は会社でポジティブに過ごすぞ!と仕事を始めても、「ちょっといい?昨日のあれってなんでやったの?言ったよね?」みたいな冤罪の指摘で冷や水ブッシャーです。顔スンってなる。

 

***
というわけで、レッテル系、振り切り系、諦め系いろいろありますが、よくある説はあんまりしっくり来てなかったりします。たぶん、ぼんやりしちゃってるからかな。もう少しフレームが具体的だと腑に落ちやすいんですけど。

ただ、ブログを始めてからは特に、人生は大きな取材みたいに考えられるようになりました。理不尽なことを言われても「あ、いいの頂きました」的に考えられるし、”痛みがムダになってない”って感覚にだいぶ助けられてる。書く書かないは置いといて、ちゃんと経験はアーカイブされますから。

取材は好きだし、今のところはこの理屈が一番肌に合いますね。慣れてきたら「この客にインタビューしてもネタにならないよ……」と邪な発想になるかもしれませんが。

 

よりによってアマプラで映画『地雷を踏んだらサヨウナラ』を見返した日、こんな世迷言をまとめた次第でございます。
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