眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

眠眠カフェイン

うちの父はPOPな老害です

※本ジジイはAIです

うちの父は団塊の世代の人。大工の家柄からそれなりの大学を出て、倒産させずに引退した自負から色々こじらせています。

いわゆる”老害”的な側面もそれなりにあって、特に飲食店では如実に表れます。それほど乱暴ではないけれど基本タメ語だし、頼んだ品がこないと異常にせっかち。この世代って横断歩道でも全然待てないですよね。ダービー出走前の馬、あるいは全盛期のブルーハーツかってくらいにいきり立ってて、一秒でも早く飛び出そうとしています。

 

一番酷いのは、いつも頼むメニューが切らしてたとき。
「ええっ!ねえぇぇえぇええのかよおおおぉぉぉうぅぅぅぅ」
と相手に最大限のダメージを与えんばかりにそしります。

すし屋でコハダがないとか。焼肉屋でサンチュがないとか。それがないと粋じゃねえよな?ってメニューには厳しくて、時には「買ってきてくれる?」なんてふざけたことも言う始末です。
まあ、喧嘩になったことはないんですけどね。怒るというよりは、すごく残念がるというベクトルなので。僕は店員さんに(すみませんわがままで)という表情を向け、何とかバランスをとろうとするんですけど。

うちの妻は父のこの癖がすごく好きで、調味料や歯磨き粉が切れてた時は
「ねえのかよぅ!」と真似をします。本家と比べると粘りも厭らしさもたりないんですけど、定期的に言ってますね。

今日なんかは亀梨君が東京ドームで歌ってる映像がTVに流れたので、
「おっ、カメナシ公園前派出所だ」と僕がふと口にしたら(この発言もどうかと思いますが…)
すかさず
「ねえのかよぅ!ふつう亀有るだろうよぅ!」
とツッコんできました。
だんだんバリエーションが豊かになってきているので、僕も油断ができません。