眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

眠眠カフェイン

とっつきにくい私を解き放って

真っ昼間から湯船に浸かって本を読む。熱中すること150ページ、気がつけば2時間近くも経ってしまった。一緒に入った柚子たちと一緒に身体をしぼませて風呂を出る。脱衣所に自然光が差す景色には、罪悪感と優越感があった。 仕事を辞めて、僕はまた「ひとり…

「他人が見て面白い文章」を考える

僕はもともと文章を書くのが好きなわけじゃありませんでした。学生時代の作文やレポートは、原稿用紙に向き合っただけでうんざり。書きたいことが浮かばずどう余白を埋めようかばっかり考えていたタイプです。 そんな人間がひょんなことから出版社に入って、…

妻を噛む

) 心がぐちゃぐちゃしてくると塩むすびを食べる。甘味と、塩味と、質量を感じる。 具もなく海苔もなく。おかずも付け合わせもなく。スマホもテレビもなく。 食べ物を適当にちぎって口に入れたり、いまなんの味?と言われてはっきり言えないようなときは、大…

他人に興味がない星人たち

前の会社に入る前のこと。面接官であり、直属の上司になる女性(以下「女上司」)から「部署の飲み会とかはないですよ。私、他人(ひと)に興味がないので」と言われた。 他人に興味がない、という人は一定数いる。その半数はどこか誇らしげだ。

へんくつ住職とリアル三顧の礼

東京は久しぶりに雪が降るとか降らないとか。 こんな天気の悪い日になると、思い出すんです。千葉の山奥に住むへんくつ住職のことを。 出版社にいたころ。下っ端編集者だった僕は、新しい担当としてその住職のもとを訪ねることになりました。仏教についての…

甘党、水飴、ブドウ糖 〜水もしたたる飯島直子〜

ダイエットを始めて、やっと分かった。うちの妻って相当な甘党だ。あんまり見え見えのお菓子の形では買ってこないので、際立たないだけだったのだ。 カメラとか、 チェスの駒箱とか、 バッグ型のケースにしのばせてみたり。 あるいは旦那があまり覗かない、…

【覚醒】ブログを書く手が止まらない

あるブログに紹介されていた本を読んだ。1956年に書かれた純文学作品。現代まで読み継がれるだけあって、さすがに圧倒的な筆力だった。 それをきっかけに、僕はどんどんと本を読むようになった。 実家から30冊ほど本を持ってきて、昼も夜も風呂も読み耽って…

世界にひとつだけのSEX

みなさんは、1人の相手と1度しかセックスをしなかったという経験があるだろうか。僕は、1度だけある。 とはいえ、ワンナイトというわけではない。僕はそういうのができない性分だ。これは別に崇高な精神を気取るわけじゃなくて、適当な気持ちで手を出そうと…

正しい発音を知らない時の緊張感

人と話していると、同じ言葉でも発音が違う時がある。方言とかそういうのではなくて。同じ東京に生まれて、近所で育ったとしても、あるものだ。 たとえば僕の場合、クノールの発音は「くの一」と同じなのだけれど、人によっては「侍」の発音の人もいるだろう…

2度目の気胸と禁煙DAYS

〇プロローグ マジックアワーは、ニートの脳にこびりついた煩悩すら炙る甘い炎。ぼくは起こすのも億劫な体を風呂場から玄関へ運び、現実逃避するみたいに外へ出た。 行く先はいつもの本屋。1階から2階にかけて小さなエスカレーターが架かっていて、誰もが使…

ラーメンつけ麺僕イケメン

お昼、イケメンのことを考えながらラーメンを食べました。といっても具体的に誰かを思い浮かべていたわけではなく、「イケメン」の概念そのものについてですね。 まさかこんなに長く使われる言葉になるとは。正直、最初は口に出すのが恥ずかしいくらい変だと…

誰も言わない「顔」のはなし

ルッキズムなんて言葉が頻繁に登場して、顔の良し悪しを語っちゃいけないみたいな風潮のある昨今。僕は、もっとふれていいと思うんです。 今日は温度高めでいかせてください。

自称高所恐怖症

今回のテーマは高所恐怖症です。僕、たぶんそうなんですけど、確証がもてなくって。どなたかに判断して欲しいくらいなんです。

ふたしかなれきし

今回はちょっとデリケートな話をします。もちろん、決めつけや過激な表現はしませんけれど。 僕は英語・国語・日本史で大学受験したので歴史にはそれなりに興味を持ってきました。人間の浅はかさを省みて、偉業に学ぶのは、大事なことだと思ってます。 ただ…

クレーマー、クレーマー

5年ぶりにスマホを機種変更することにした。 端末の電池がとんでもない速度で減るようになったからだ。家を出て100%、横断歩道を渡って94%、コンビニで決済して86%、最寄り駅に着いた頃には、余熱で67%くらいまで溶けている。ある種の人たちにとっては耐…

現人神・AV男優を崇めよ

世の一部では、黒光りしたマッチョメンに対して「AV男優みたーい」なんて軽々しい口を利く風潮があります。 なんと嘆かわしい。日本の現役AV女優が数万人にものぼるのに対して、AV男優の数はその数百分の1未満。彼らはまさに「現人神」と呼ぶにふさわしい職…

独りきり情熱を振り回すバッティングセンター

なんてミスチルの歌詞がありまして。かくいう僕も、バッティングセンター(以下バッセン)が大好きです。

読者99人記念に身の回りの「99」をまとめてみました

ありがたいことに読者登録が99人まできたので、99について思いつく限り書いてみます。結論、意外にあったのでびっくりしている。

シンプルに初詣

例年、東京タワーが清々しい増上寺(浜松町)に行っていたのを、今年は変えてみました。理由は気分。良くも悪くもイデオロギー強め神社なので具体的には書きませんが…おじいちゃんおばあちゃんがいろんなビラを配っていたとだけ。 そんな光景に「やっぱりこ…

Run for Sleep ~さあ今年はなにを学ぼうか~

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 初夢、ガッツリ見ました。 「アフリカに単身赴任してランチに出かけたはいいものの、職場の住所を覚えていないので帰れないし、言葉も通じないので迷子に。サバンナを見下ろす断崖をそろ…

特別な一日、だからこそ伝えたいこと

いよいよ今年最後の投稿です。みなさまはどんな大晦日をお過ごしでしょうか。

昭和のオトナがタトゥーへの偏見を語る

高校生の時はじめてタトゥーを見て、かっこいいなと思った。夫婦でプロダクトデザインを手掛けている方で、お互い結婚指輪の代わりに、指にリング状の墨を入れたのだという。 確かな覚悟があった。なるほど、取り返しがつかないことをわざわざするのには、こ…

「ブログ2度目だからわかること」「読みたいブログ探しの旅」 の2本です

ほぼ毎日更新している僕ですが、少しばかりチートを使っています。何度か言っている通り、このブログが2回目だってこと。つまり困ったら昔書いたものをリライトする手があるんです。もちろん感性は日々変わっているし、職業病で手直ししちゃうから、なんだか…

後部座席のロマンス

10歳。勉強ばかりでひねていた僕は、旅行好きの両親との遠出を苦痛に感じていた。休みがあるごとに車で何時間も移動して、いったい何をしようというのか。寺社や仏像なんて教科書で腐るほど見ているっていうのに。 後部座席を遊び道具でいっぱいにして、小さ…

昔はよかったな、と言う時は

昨日は100回目の投稿だった。すっかり忘れてトマトのことなど書いてしまった。 記念は記念だが、100は100であり100以上でも100以下でもない。以下でも以上ではないとすると100でもないということになってしまうが、空き番を作るわけにもいかないので、そこは…

熱い果実で遊びましょ

アルミパンを購入して以来、毎日のようにパスタを作っております。ちょっと前にシンプルで奥深い醤油ラーメンが好きと書きましたが、同じ理由でペペロンチーノが好きですね。 とはいえ料理はほぼ初心者。最初は鍋のヘリでパスタを焦がす、火加減を間違えてゆ…

飲み会憂鬱民のつぶやき

僕のようにお酒が飲めない人が飲み会を何故憂鬱に思うのか。これについては昔からずっと考えてきました。

冬には髪をひときわ短く切ってしまう(美容院変えられない問題)

外が寒いほど「短めでお願いします」と言ってしまう癖がある。きっと風を感じて、頭を冷やしたいのだろう。 年末には世の中のいろんなものが区切りを迎える。お笑い、格闘技、歌、それぞれの仕事。 本当は問題も山積みと分かっているのに、袋に入れて、口を…

クリスマス空振り事件

『DTテレビ』(AbemaTV)が終わり、3年が経ちました。かつて毎週金曜に夜な夜な開催されていた、DT(童貞)教育バラエティです。 男性がどうやって女性を誘うかに正解はなくても、1度もうまくいかない人には共通の不正解があるはず。そんなことを教えてくれ…

醤油のように薫りたい

大学時代はよくラーメン屋めぐりをしました。東にもちもちの麺があると聞けば聞いたこともない路線に乗り、はるか南に新機軸の店が開くと聞けば車を走らせ。長い行列はたくさんの本を読みつぶして、美味しい麺をすすり続けたのです。 少なくとも200~300店は…