眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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人体の未来予想図を思い描くのだ

AIとの付き合い方が取りざたされる昨今、ふと自分なりに人類の行く先を思い描いてみることにした。とはいえ、僕は根っからの文系人間だ。何の科学的根拠もないし、いつも通りくだらないことを先に断っておきたい。

 

米軍が検討するパワードスーツSarcos Guardian XO│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア


・総論

基本的には、機械が人体に内蔵される方向に進むと予想する。ごてごてとパワードスーツを着るみたいなのは、男はともかく、女子的な感性が嫌がるだろう。ということは、流行らないということだ。ファッションは20年に1度繰り返すとかいうし、過去に↑こんなの着てた時代はなかった(ワンチャン十二単)。

内蔵といっても、脳をCPUに置き換えるレベルはさすがに無理だろう。こめかみに電源マークが光ってて、押したらトゥーン…とシャットダウンされるとか、SFものではたまにある描写だがさすがに怖すぎる。お前押せよ、明日絶対押せよ!の逆ダチョウ倶楽部が始まるに違いない。
やっぱり、脳とハートは絶対不可侵なものとして保護され続けるんじゃなかろうか。

 

頭部以外にチップを埋め込む。で、ディスプレイ内蔵型のコンタクトレンズを通して、視界の端っこに欲しい情報を表示させる。そのくらいが精いっぱいじゃないかと思う。

 

ここからは各パーツの説明(妄想)だ。

 

・目

上でも述べた通りモニターとして働く。筋肉、血液、各種数値をYahooファイナンスみたいに数値化すればいい。あっ腎臓が不祥事起こした!みたいに一目でわかる。

流し目でフリック、上下でスライド、眉をグイッと上にあげたら決定。目長つぶりでキャンセル。ビジネスマンとして多忙であればあるほど、テツ&トモみたいになるということだ。

ダウンロード中は白目で、完了したら黒目。エラーが出たら赤目だ。このサイバーだるまシステム、最初びっくりされるかもしれないが、周りからは状況を把握しやすいメリットもある。僕がダウンロード中に取引先から電話がかかってきたら、「申し訳ございません。ネムヒコはただいま白目をむいておりまして」などと断ってもらえばよい。

・口

顔面管理の肝になるのがここだ。まず、歯を全部抜いて、USBみたいなのをハメ込んで使う。みなさまも涙や鼻水でご承知の通り、目と鼻と口はなんだかんだ繋がっている。なので何らかのシステムを使って、口からの入力情報が目と鼻に行きわたるように調整したいのだ。「目薬」「消臭剤」「フリスクパウダー」「味変用調味料」「噓泣き用詰め替え涙」など無限のカスタマイズが可能。歯ぐきが信じられないくらい熱を持ちそうだが、それは理系パイセンになんとかしてもらって。

もちろん普通に食べ物も噛めるし、配色や質感を変えればファッションも楽しめる。今はヒップホッパーくらいしかやっていない歯のオシャレ。渋谷の若者がマルキュー前で差し歯交換する時代の幕開けである。

 

・鼻

貴重な穴だが、呼吸を止めるわけにはいかないのでモノを突っ込めず、意外に使い勝手が悪そうだ。エンタメより専守防衛が賢明だろう。
鼻毛は常に光触媒コーティング。くさみ多めの人物が近寄ってきたら香水を塗布、違法薬物を吸おうとすると強制鼻息噴射でシャットアウトするとかしか使いようがないかもしれない。

 

・耳

シンプルに耳自体が受信機になる。PCで「スピーカー」「ヘッドホン」「耳」のうちから耳を選べば、そのまま聴こえるようになるだろう。もちろん電話がかかってきたら聞こえるし、眉をグイッと上にあげたらそのまま話せる。「もしもし…聞こえますか…あなたの心に…直接訴えかけています」がリアルでついに実現するわけだ。
また僕らが耳と読んでいるもの(耳介)はたぶん音を集めているだけなので、やりようによっては取り外せそうだ。ワイヤレスイヤーとして、壁に耳あり的な使い方もできるだろう。商品名は「HOICHI」。

あと全然関係ないけど、ドラマで亡くなった人が生き返ったシーンとかで「いつでもあなたのことを見てるからね」という時があるが、あれを見るたび性的なことがし辛くなるらないか心配になる僕である。

 

 

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・手

デフォルトで奇跡的に使い勝手が良いのでアレンジに迷う。手首から先を海賊やタオパイパイみたいに全とっかえするのはデメリットが大きすぎるし、指先に吸着性を施して壁を伝うとかは道具を使えばできそうだし……。

素朴なアイデアだが、指1本くらいならくれてやって、ボールペンにしたら便利かも。料理人なら小包丁を仕込ませるのもいい。職人が指でちょんちょんネギ切ってたらかわいいと結構思う。もちろん、普段は指型のキャップ着用が法的義務。

 

・足

さすがにココだけは外付けパーツを推奨したい。電動機付自転車のノリで、足腰をがっちりフレームで保護してプログラミングすれば、おじいちゃんおばあちゃんでも下記動画なみのダンスが可能になるだろう。老人ホームでもらくらくフラッシュモブができるし、バスの乗降なんてもうピョンピョンよ。

 

ただし、操作はくれぐれも注意が必要だ。車の運転が問題視されている通り、高齢者×機械の組み合わせは事故の元。腰の曲がったおじいちゃんが暴走して、
ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=┏ <止めてくれぇぇぇ!
みたいになるのだけは避けなければならない。

 

・尻

素人は見逃しがちだが、やはり貴重な穴なので活用したい。
というか、現代人は下のケアに無頓着過ぎはしないか。腸、および性の調子が整えば、特に中高年以降のQOLは飛躍的に高まるだろう。

現時点ではあまりに突飛なアイデアと承知の上で言うと、みんなプラグを突っ込んで、日中も熱や振動を加えるみたいな時代が来るんじゃないだろうか。デザインもおしゃぶりみたいに可愛くできそうだ。1点、会社のトイレに置き忘れるなどは考えうる最悪のシナリオである。

あと、屁が、できない。

 

・全身

うすーい全身タイツを着用して、プロジェクションマッピングみたいに服を表示することができそうだ。質感やフォルムはともかく、色柄なら自由自在に変えられる。ベンチャー企業は今でもスーツぴったぴただし、みんなすぐに慣れるだろう。
頭皮周りが気になる方はすっぽりと頭までかぶってデジタルウィッグを楽しむのもよし。素肌にマジデジタルタトゥーを浮き彫るもよし。

ただし、電波不良には注意が必要だ。雷が落ちた瞬間に目の前の人がパッと全身タイツに変身するような事態が予想されるので、着用には相応の覚悟が必要である。

 

・生活環境

最後にざっくり。言い出したらキリがないから、移動手段についてのみ軽く触れるにとどめる。
なんといっても、日本の都市部における地面の活用はもう限界だ。大江戸線以上に深く掘ったらもうそろそろマグマが出てしまう。

これからはもっと空を活用するようになるだろう。ドローン通勤や、電柱インフラを活用したジップライン移動。おじさんが腹を出して空を飛ぶ時代の到来に期待したい。AERAあたりが「通勤も、V字。」とか書くはずだ。

 

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結論、特になし。
ほそぼそと溜めてた妄想を処理できたのでとてもたのしかったです。
またよろしくお願いします。