眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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雨散歩ラプソディ

生活サイクルが朝方になってきたので、朝食を食べる前に散歩しております。
いくら脂肪燃焼効果が高いとはいえ、起き抜けに運動なんて人間業じゃないと思ってたんですが……。実際やってみると、ほとんど人がいない街を歩く気持ちよさが勝ちました。

 

高田馬場~目白エリアに住んではや7年。桜は川をまたいで咲くもの、という認識がすっかり心に根づきました。今朝は雨に濡れたせいか、桜の匂いはほんのわずか。

この匂いとはまた別かとは思いますが、「さくら味」ってあるじゃないですか。塩漬けもしくは乾燥させたときに出る、クマリンという可愛い物質がその正体らしいのですが、あれが凄く苦手で。行きつけのかき氷屋さん(志むら)も、この時期は残念ながらスルーとなります。

花を食べるっていうのがなあ。そういえば先日頂いたかりんとうも、わざわざ花弁っぽく成型してお上品な香りが漂ってました。そんなのはフランスあたりに出荷しとけって思っちゃう。パリでポリでお願いしますよほんとに。

 

散歩ルートは目白から早稲田の方へ。
途中、雰囲気は十分だけど降りないでおなじみの「面影橋」駅(東京さくらトラム都電荒川線)を通ります。
いい機会なのでどういう面影なのか由来を検索したところ、2時間ドラマのような生生しい事件でした。ユーミンのノリかと思っていたのに、桜田門外よりだったなんて。気になる方は自己責任で調べてみてください。

ともかく。朝の散歩は頭がすっきりしてますし、人を避けたりするのに神経を使わないので細かいことに気づきやすいですね。

 

おもかげビルかあ、って後ろの「愛国製茶」のネーミングすごいな!とか。
(僕が疎いだけで高島屋伊勢丹にも出店されているようです)

神社の横の「イム」ややこしいなとか。

僕は気持ちを整理したい時に夜散歩をよく使うのですが、朝散歩もあなどれないなとすっかり見直した次第です。ちなみに朝方の高田馬場を闊歩するのは、作業服姿の人、ジジイ、犬連れがスリートップでした。

 

かれこれ30~40分。歩いているあいだ、僕は基本的にずっと歌っています。カネコアヤノの『布と皮膚』で跳ねて、ミスチルの『声』で神妙な顔して。
というのも、離職期間が長くなると何が辛いって、人と喋るのが疲れることなんですよ。喉・肺・腹をリハビリしつつ、カロリー上乗せで悪いことなし。たまに高木ひとみ〇みたいに顔面体操して、表情筋もスタンバイOKです。

できればこの習慣を続けたいんですけど、僕のことだからリズムも崩れるだろうし、今なら桜が見られるから歩けてる感は否めないんだよなあ。なんとか街に楽しみを見つけて継続したいものです。

 

そして夜。
朝からかりんとうを食べて、「なんで花のにおいがすんのかなー」などとディスっていた僕を見かねて、妻が普通のやつを買ってきてくれました。これは…朝の散歩のときに見かけた…犬の…と思わず口にしかけましたが、さすがに自重。

ポリポリポリ、やっぱコレだよなのポリコレでした。