Twitterでちょこちょこ書いてるんですが…
健康診断の結果、人生最高に太ってました。
検診スタッフさんの「例年と変化はございましたか?」の質問に「ア、ダイジョブデス...」と力なく答えるのが精いっぱい。それくらい衝撃の数値が出てしまいました。
もうすぐ働き始めということもあり、その足で即ジム加入!
ラッドプルダウン!レッグプレス!アダクション!
と、負荷はともかく表情だけはイチローで頑張ってます。
もともと大学時代はジムに行っていたので、トレーニング自体に抵抗はないんです。
どちらかというとやりすぎてしまうのが怖い。
ストイックといえば聞こえがいいですが、ようは気にしいな性格で。昔やってた時はカロリーという概念が悪にすら感じてしまった。運動が脅迫観念になり、食事がただの作業になり。体脂肪がヒトケタまで落ちて不眠の症状も出てしまった。あの頃は生きてて楽しくもなんともなかったですね。
なので、あーまた食を意識する日が来たかと。今回は年の功を活かして、なんとかバランスとっていこうと思います。
そういう意味では結婚したのがいい方に働くかも。妻と過ごす週末にカロリー計算を持ち込む気はないので、作ってくれる食事は全部食べるし、あれ食べに行こうと言えば行くし。チートデイととらえればいいでしょう。
ということで目白の和菓子屋『志むら』さんへ行ってきました。
戦前創業の歴史あるお店ですね。
お目当ては…
ドーンと「和栗餡とくるみのかき氷」です。 ※11/1~期間限定
まだかき氷がここまでブームになってなかった頃、通りすがりに抹茶のを食べたことがありましたが、まさかここまでしっかり時代に順応していたなんて。「かぼすミルクとヨーグルト」「味噌ナッツ」「すももとクリームチーズ」などなど、季節ごとに創意工夫溢れるメニューを出されています。
もう、予約しないとお目当ての品は食べられないくらい。
インスタが賑やかなので興味があるかたはぜひ。
https://www.instagram.com/shimura_kissa/
今回いただいた「和栗餡~」はとんでもなく栗でした。栗に次ぐ栗。くり返す栗。橋本環奈もびっくりのくりっくり加減です。
事前に「和栗」と聞いていたとはいえ、”栗の山”だから舌が勝手にモンブラン旅行に出てたんですが…実際は何がフランスじゃい!という切符の良さ。なめらかな餡の中でもざらっとした渋味が存在感を失いません。
和栗餡、くるみミルク、和栗の渋皮煮、和栗の甘露煮、豆乳クリーム餡…老舗和菓子屋の粋を見たというか、甘党でなくても飽きずに食べられる栗エイティブな一品でした。
(ただ、量が量なので塩気が欲しいのは事実です。無理を承知で頼むなら、次からスパムの刺身を3切れくらい添えてほしい)
それにしてもかき氷のキャラ変はすごすぎる。
ちょっと前まで「オイラなんて祭りでしか見えもらえないんだ。200円だけど食べてくれるかい?」くらいの素朴さがあったのに、いまや800円になり、1500円になり。もはや2000円overも珍しくなくなってきました。
最初こそ世の中の流れについていけず身構えていた僕ですが、最近はわりと好意的です。庶民派のなんでもない食べ物に価値創出がされ、若い子が楽しみにしっかりお金を使う。素晴らしいじゃないですか。
前半の話じゃないけど、現代人にはカロリー、コスパといった言葉を考えないでいい瞬間が大事ですよ。それなんの意味があるの?ばっかり言ってたら疲れちゃいますから。
おみやには甘辛だんご。
かき氷だけじゃなくてこっちもしっかり売り切れちゃうのがさすがです。
しかし、ちゃちゃっとまとめられた紙包装ってなんでこんなにワクワクするんでしょうか。