眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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セキララ☆はてなスターのぶっちゃけ話

 

先日紹介したタチバナナオさんが、僕のブログに言及してくださったようで、嬉しい限りです。紙に印刷なんて光栄すぎて、ちゃんと校正しておけばよかったと反省しきり。でもタイトルロゴは我ながらかわいい作ってよかった。

※問い合わせフォームにも送っちゃったんですが、たまたまタチバナさんがはてブをしてくださった日に僕のブログがはてブ非表示になりまして。この点、まったく関係がないことを再度書き添えておきます(笑

 

はてなスター非表示”のすごさ

いやあ、振り切ってますよね。
ここに踏み切る方を見るたびに「やりましたか……」と唸ってしまいます。また戻す戻さないに関わらず、1度でも試してみる時点ですごいと思う。
人間、何事も反応ありきでアガるところありますからね。通知ってたぶんドーパミン的なもの出るし。

 

なんですごいと思うかって、僕が見てる限り「あー雑音めんどくせえ!」より「このもらい方でいいんだろうか」で撤廃するケースが多いからなんです。

・スターが少ないなんてダメな投稿だったのでは?
・全部社交辞令で、中身は一行も読まれてないんじゃないか?
・そんなことを気にしている自分って心が貧しいのでは?

内省するタイプの人ほどやめたくなってしまう。僕だって全部クリティカル分かっちゃいますよ。
バレンタインチョコ0の虚しさもあれば、貰ったチョコ全部が親戚からって虚しさもある。ジャニーズになって5万個もらっても、「ファンにいくら使わせてんだよ……」と悩むでしょう。

 

はてなスター=営業の賜物」か?

お返しスター、しちゃいますよね。分かります。ヴィンテージジャパニーズになればなるほど、年賀状もらってるのに自分は出さないって抵抗ありますから。
モチベーション維持には有効。でも価値基準としては形骸化してる。芸能界でもなんでも、光と影を兼ね揃えたスターの扱いには困るものです。

 

かくいう僕もブログを始めた当初は営業まわりをしてました。ご近所への挨拶みたいもので、最初はそういう行動をしても不自然じゃないんですけど、なんかモヤモヤがあって。今はその正体がより見えてきたので、やらないようになった感じです。少なくとも、自分が見た証を示すためにスターをつけるなんてことはありません。

ただ正直に懺悔すると、読者一桁の時代からずっとスターをくれている、という理由でお返ししてるブログはあります(笑) 互助会!談合だ!とお叱りを受けるかもしれませんが、こればっかりは”営業”の上位互換概念”恩返し”という解釈でご勘弁願います。

ここからは、現状の僕のスターの付け方について。

 

毎回はスターをつけないパターン

僕には「ブログに内容は関係ない」なんて薄情なことは言えません。逆に言うと、毎回スターをつけないブログは中身重視で見てる、ということになりますね。趣味の話をしてくれるときは面白いけど、育児の話にはついていけないとか。
ほか、「疲れて2行だけの更新」「女性特有の悩みを語ってる」「表現がトガりすぎてて怖い」とかでもつけないときがあります。理由はいろいろですね。

 

こんな風に正直に判定できるようになったのは、とあるブロガーさんに去られた経験が大きい。僕は同期として勝手に親しみを抱いていて、やり取りできるのがモチベーションになっていたんですが……ある日を境に読者登録・twitterフォローを解除、スターもピタッとなくなったんです。何が障ったのかは分かりませんが、残念な気持ちとともに、自分に正直でいいなと羨ましくなったんです。

もちろん、こういう事故はないに越したことはないんですけどね。
不満があるまま見続けられてもな、と割り切るきっかけになりました。

 

ほぼ毎回つけるブログもある

毎回反応する理由は、内容以外の部分も参考にしてるから。特に文体がドンピシャで好みなら、ほぼ無条件にスターを付与してます。

それこそタチバナさんとこ(『君は世界に一人だけ』)は自分がブログを作るときから見ているし、デザインや画像の見せ方とか、丁寧な姿勢ごと参考にしてる。takian2000さん(『普遍と平熱』)は勝手ながら自分に近い属性の書き手としてベンチマークしてて、着眼点や言葉選びに注目してる。Rubyさん(『人生後半、無責任に生きてやる!)やいちごさん(『いちご とうふ』)は、生きる上でやっぱりそこが大事だよな!と”姿勢”にひたすら共感できるなどなど。

ぶっちゃけた話、一行一行ちゃんと見てるブログって少ないんですけど(笑) 上にあげたような種類のブログはわりと読んでます。愛着が湧けば湧くほど「お返しがあるかな?」「こっちも見てほしい」という気持ちが起こりづらい不思議。というか、推しってそういうものなのか。

 

なぜ僕がスター非表示にしないのか

理由は2つあって、1つ目は
・書き方によって反響が変わるかを知りたい
というものです。
僕も初めて半年程度なので、書き方によって見る方の数・層がどう変わるかはまだまだ知りたい。話題をどこまでニッチにしていいかとか、エッチな話したら人減るかなとか(減ります)。

もう1つは、
・新しいブログを探す手間が省けるから
です。

なんだかんだ、スターははてな界で最もハードルの低いコンタクト方法なので。シンプルに受け皿を大きくしてますね。はじめたてでクリックしてくれたのかなとか考えると、微笑ましくなる。

2つの目的どちらにしろ、軸をブラしたら負けと肝に銘じてます。特に「スターは多ければ多いほどいい」という考えは消さないと苦しくなる。まあ僕のブログは乱高下が激しい方なので、そこはいい加減慣れてきました。

 

でもはてなブックマークは閉じました

前々から、これは要らんなという気持ちと、できるだけ実験・検証の間口を狭めたくないという気持ちが戦ってました。
3Dプリンターで自分に都合のいいマネキンを作って、手首をひょいと逆に向けて「私の見方って変わってるでしょ?」と言い捨てるみたいなデジタル評論でも、それはそれで前衛とか呼べるのかなと。好奇心が無理やり、全ての意見に対して参考になる部分を探してたんです。でも、心がそれを”マガイモノ”と判定してからは何もかもが嫌になった。

やっぱり僕は現実ベースの味がする文章が好きですね。葛藤があって、周りの人との関わりの中でちゃんと迷っている人の書くものがいいです。それこそはてなスターを閉じて、また開いて、なんてしちゃうくらいの方が。

 

最後に、姿勢の話

あんまりいうと忖度に見えるかもですが、タチバナさんのブログを見て得るものは本当に大きかったんです。文章も、デザインも。とても活かしているような作りには見えないかもですけど。

たとえば読者登録にしても「このクオリティで読者200人なら、はてなで伸ばすには営業が大事なんだな」と肌で感じることができた。おかげさまで、無理して1000人目指そう!なんて方向に行かずに済みました。いや、200も十分すごいんですけどね。それでも全然釣り合わないと思ってるので。あの空気感、もっと参考にせえよと。

とか言いつつ、僕もいま読者0人、はてなスター0個とかになったら超絶寂しいんですけどね。見られてる証が増えるのは嬉しい、でも気にし過ぎない、のバランスにもう少し挑んでみようと思います。いっそ、はてなパイセンが個数制限してくれた楽なんだけど。

というわけで以上、はてなスターについてのぶっちゃけ話でした!