眠眠カフェイン

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嘘だろ……? 12月から受け続けた会社に断られた件

何がエイプリルフールじゃい、と。
嘘であれ!!!!!と叫びたいのはこっちのほうですよ。

 

僕の就活現状を知らない方のために整理すると、はじまりは昨年12月。インチキ企業に入社して速攻で辞めたタイミングで、前職の同僚(Y君・25歳)から、
「僕、転職したんです。ネムヒコさんもうちに来ませんか?」
と誘われました。

慣れた業界だし、上場企業で待遇はだいぶ良くなるし、なにこれ運命じゃんと喜んだのはいいものの、とにかく進捗が遅かった。12月、1月、2月。1ヵ月に1回の超スローペースで面談を重ねて、”だいたい内定”みたいな口約束へ。
が、3月はまるまる連絡なし。なんだか分からないけど終わったのかもと覚悟しました。というか、その前提で動かないとさすがに金がヤバイ。

 

3月半ばにY君とサウナ行った時、すでに予兆はあったんですけどね。
「2月に職務経歴書いただいたじゃないですか。あれで人事がちょっと評価からくなっちゃって。おそらく年齢か転職回数です。でかい会社だし、つまらない一律ルールがあるんですよね。ぶっちゃけ入社見込みは30%くらいかな」
との談。
内心、なら最初に書類出させてよ!と憤りました。こっちは数か月間も、ゲームとブログやって運動するだけのサウジの御曹司みたいな生活をしてたわけですから。

リファラル(紹介)で進む採用は立ち回りも難しいじゃないですか。義理も大事にしたいし、他に受けて内定もらってもどうせ迷わないといけないから。あんまり就活サイトとか見る気にならなかったです。

 

で、会社から最終的な通知がきたのが昨日です。
申し訳ありませんがご要望には添いかねます、とあっさりした文面でした。

Y君からはLINE通話が来て、「さんざん待たせてしまってすんませんっす」と何度も謝られました。たぶん俺が微妙な人材だったからだよ、と謙遜したら、「確かにあの状況から入れたら逆にびっくりっすよ」と軽口が炸裂しはじめましたけど。いや、誘ったお前だけはそれを言うなよ!とまた憤怒。 
今度会ったら僕の必殺ストレート(かつて自分の拳を砕いた)を繰り出してやろうかと思いましたが、Y君、元ボクサーだから実際はやりません。

 

まあ……いい勉強にはなりましたよ。
その子がいなかったら夢も見られなかったわけで、何事も100%の保証はない。人づての就活もリスクあるってことですね。

 

そんなこんなでこの2週間ほど、ギアを入れて新しい会社を探してました。なんとかナビやかんたらエージェントに登録して、建設・タクシー業界から大量のスカウトを受け取る日々。

 

あらためて感じたのは、自分という人材の可動域の狭さです。新卒の時と違ってしっかり自己分析できてる分、逆に辛くなりました。

・昔ライターをしてたのは割と珍しい業界。求人サイトにはIT・医療の特化ライター募集が多く、なかなか手が出せない。
・広告やWEBマーケの経験はあるが、代理店相手にディレクションするのが主だった。出稿に関する実務(デザインや入札管理)はやったことがなく、即戦力になりづらい。
・営業は絶対に嫌。

簡単にまとめると、
”ライティング系のわりに調整力・提案力はあるが、専門能力やセールススキルは別にない。社内にいたらなんだかんだ便利かも”程度なんです。
フリーランスの方ほどたくましいわけでもないし、こんなヤツどうしても欲しい会社ってあるのかな?と自己肯定感をだいぶ下げてました。

現状で厳しいとなると新しいスキルをつけていくしかないわけですが、40歳も超えてますし、なかなか簡単じゃないですよね。えら若手数名が歩道橋の上でキャッキャと談笑してる求人画像のベンチャーなんて、今さら入れる気がしないし。
藁をもすがる思いで人材紹介会社2社に登録し、キャリアコンサルタントに相談したら、どちらの担当者も翌週に退職してしまったので萎えました。なんか憑いてるぅ!

 

僕、手前味噌ながら面接には強くて、会話するとこまで行けばトントン進みやすいんですけどね。「はあはあ、〇〇が課題ということなんですね。すごく分かります、私も経験ありますから」とか感情豊かなインタビュアーサイドに回って、”コイツいたら楽かも”感を刷り込ませていくので。

生涯内定率.400以上はあるんじゃないかなあ。ただ、書面でも伝わるような、パワーだ強肩だ俊足だといった派手さがない。このライティング界の近藤健介を評価してくださる方は、どこかにいないのかと。そういう意味でも、WBCではあの”なんとかする”2番力にこっそり励まされていた私です。

 

仕方がないので昼間から街を歩いてみました。
さくらトラムが、『転生したらスライムだった件』のラッピングだった件。

先日の早朝散歩とはちがって、日中は撮り鉄や海外の方などもカメラを構えていました。面影橋にはポニーテール姿の女の子がいて、えらくサマになってると思ったら、ちょっと脇に撮影クルーが。面影橋はそんな爽やかな”面影”じゃないのよウフフ……と愉快になった直後、俺まだ無職なんだと無慈悲な現実に立ち返りました。

思えば、運と縁だけでここまできちゃったんだよなあ。
いい加減なことばかり言ったり書いたりするから、いい加減な人ばかり寄ってきちゃって。それは”良い加減”でもあるから居心地はいいんだけど、因果応報で今回みたいにさんざん待たされたりもする。
もう仕事人生は後半に入るんだし、転生した気持ちでストイックに取り組んだ方がいいんでしょうねきっと。

 

ということで!
新しい会社も決まったことですし、心機一転がんばろうと思います。

もし僕の書き方で誤解させてしまったら申し訳ありませんが……エイプリルフールだからと言って、本記事に嘘は一切ございません。採用通知を待たされたのも、不安で就活を始めたのも本当。タイトルの「断られた」というのは、初日は職場を知るのに出社したいとリクエストしていたのを、「年度始めでバタバタしてるんでしばらくリモートでお願いします」と言われた件です。
いやー、まだ僕にも運が残ってましたね。

ちなみに書きものの仕事ではありません。予約制のコンシェルジュというか、お客様対応をします。で、そこで出た意見や数値分析の結果をまとめて、WEBマーケ・ライターの部署にフィードバックする感じ。1年くらい経ったらお客様対応を減らして、WEB集客全体を見てほしいって話になってます。

書く専よりはだいぶ汎用性のある仕事なので、今後のキャリアがだいぶ安定しそうなのも嬉しい。リモートは初めてだから未知数ですが、サボってブログアイデアを考えないよう気をつけます。

新天地のオフィスは前職の会社を8倍くらいの高さから鋭角に見下ろす位置。
かつての仲間たちには祝福の光を、社長の薄ら頭には追い打ちの酸性雨を降らしてやりたい気分です。