眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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「世界一なりたい顔」「グラビアアイドルに光を」 の2本です

僕には”世界一なりたい顔”があります。
それは、黒沢健一さん

もしあなたが平成生まれならあんまり知らないかもしれません。
本当に残念ながら、故人です。

 

黒沢さんはバンド”L⇔R”のボーカル。1995年の『KNOCKIN' ON YOUR DOOR』をはじめ、いくつかのヒット曲を飛ばしています。
その時代は空前のドラマブームで、喧騒の中に溶けてしまった感あり。BOOKOFFでも安く並んでいて、一発屋のように不当に扱われることもありますが、楽曲自体は掛け寝なく良い。特にシングルはどれもキャッチ―で忘れられないメロディーです。

最初に言った通り、僕は彼の顔ファンでもありまして。↑の楽曲『GAME』のPVが特にいい。奥二重の離れ目で、顎のラインがしっかりしていて、歌うとわずかに頬がこけて、ほくろがセクシーで。学生時代は憧れるあまりタートルネックを買ってしまったくらい。
(昔のトヨエツとか、格闘家の青井人さんとかも好きです)

 

もちろんファンは多かったでしょうけど、世間的には「顔がいい」という感じではなかった気がする。ミスチルとかグレイとかラルクとか、そういう分かりやすいイケメン評は聞きませんでした。

というのも割と個性のある顔立ちですし、163cmとだいぶ小柄なんですよね。顔も大きめなのでギターがやたら大きく見えるし…。失礼ながら、立ちよりはバストアップとか、ピアノを弾く姿の方が絵になりました。とはいえ人の顔をこれだけ打ち出してPVが成り立つんだから、相当”映える”顔には違いありませんが。

僕の一番のお気に入りはソロでリリースした『WONDERING』。とってもいい曲なのでぜひ聴いてみてください。あのコード進行よ。

 

で、”映え”から話は飛んで、グラビアアイドルについて。
僕は常々、「なんでこんなに地位が低いのかな?」と疑問に思っているんです。世の青少年に爽やかな活力を与える女神たち。その専門家たちがモデルやアイドルに押されて、ドラマのチョイ役、通販のリアクション担当、バカ殿の女中、格付けバラエティの端物でくすぶっているだなんて。

僕は、もっとブランディングを考えたほうがいいと思うんです。顔も良い胸もある尻もあるのに、ちょっと喋りがアホで、一般タレントと混ぜるとちんちくりんに見えてしまう子いっぱいいますよ。磯山さやかさんくらい対応力があればいいけど、そう簡単にあんな逸材には出会えません。
売れるためとはいえ、明らかにアホな子を無理にキャラ付けて送り出すとか、超小顔・細足のアイドル集団と共演させるとか、無理にやらなくていいじゃないですか。
(名前出して申し訳ないけど、川村ゆきえさんとかはマジで活動範囲尖らせたらもっとレジェンドになってたと思う。それほど素材が素晴らしい)

カメラというフレームの中において究極に映える。
そのためにはAdoばりに職場を制限する。
ぜひ得意領域で勝負して、価値を高めていってほしいですね。

誰もいまAdoに乃木坂の衣装着てヒラヒラやってほしいって望んでないんだから。グラビアは水着や下着の映りを極めて女子に憧れられるようになるとか、いろんな方法があるんじゃないかと思います。少なくとも、今のタレントまがいよりは。

 

今の時代、ノウハウがネットに転がっているからと言って、何から何までできることを求められすぎです。僕も前職ではライターで入ったのに、広告、動画、TikTok…と際限なく業務領域を広げられて参ってしまった。
あくまで「君は書くのが得意だから」と軸足があればいいけど、何でもかんでも真っサラからやれ!となれば、誰がやったって同じになってしまう。それじゃ評価も本人のモチベも上がらないでしょう。

もちろんアピールする側も工夫が必要です。何でもかんでも目立とうとするんじゃなくて、いかに自分が活きるフレームを見つけるか。そういうセンスも大事な時代になっていくんじゃないでしょうか。それこそ、機械と勝負しないで済むようにもね。