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きのこたけのこのふもとから


きのこたけのこ戦争ってマーケティングの理想形ですよね。
ユーザー同士で勝手に対抗意識を持ってくれるなんて、夢のようじゃないですか。

ちなみに僕はきのこの山のほうが好きです。
ただし温度感は、”しいていえば”くらい。選挙において大体の人がそうであるように、絶対的な愛着はありません。ポッキーの変形トランスフォームeditionくらいにしか思ってない。
野球で言うと、「どっちが4番バッターにふさわしい?」というより、「どっちが6番でどっちが7番だと思う?」と聞かれている感覚です。きわめて渋い選択。

 

ぶっちゃけ、ほとんどのアンケートでもたけのこの勝ちで決着ついてますよね。
とはいえ、遊びで聞かれてることに「どっちともいえない」とか「どっちもいいじゃん」って流すの一番サブいじゃないですか。だからしぶしぶ戦争に参加しているんですが、大抵たけのこ派から一斉射撃を食らいます。というか、きのこ派が人数で優勢だったことない。たけのこが弾丸、きのこがパラシュートの隠喩じゃないかと思うほど、数の暴力に逃げ惑うばかりです。

※ちなみに「きのこの山たけのこの里 国民総選挙2019」のきのこ派党首は美輪明宏氏。これも何らかの隠喩を感じざるを得ません。

 

でも、ある時僕は気づきました。
きのこ派から、「みんなはどっちが好き?」って言い出すことってほとんどないぞと。決まってたけのこ派プロパガンダで開戦している。何も、そんなとこまで実際の戦争を真似しなくてもと思うんですが……勝ち味を覚えた人間とは恐ろしいものです。

あとこれは言いがかりですが、たけのこの方が明らかに手が凝ってない?って不信もあったりする。なんですかあの食感。イノベーションもいいとこでしょ。きのこの山の誕生から4年であんなの発売するなんて、Meiji維新が過ぎます。

たまたま僕にとって好みじゃないってだけで、客観的に、誰からも好かれるあざとさを持ってるのは分かる。あんな怪物に、「きのこだって、も、持ちやすいし!」とか反論する身にもなってくださいよ。

 

というわけで、もはやきのこ派は降伏の仕方が分からなくて付き合ってるだけ説もあります。

まあ、昔ほどストレスはないんです。ネットが浸透して、茶番を茶番として楽しむ国民が増えましたし、ガチで感じの悪い論客も減りました。とはいえ、これだけ負け、負け、負け、ってこすられるとね。
できればジリ貧のきのこ派を救済するフェーズを期待したいところです。にせきのこの山登場とか、きのこの山死す!→全面銀色のメカ仕様で復活とか。

 

僕はきのこ派といってもほとんど部外者で、山のふもとから眺めているような人間です。なので無粋を承知で仲裁すると、もうきのこはいいじゃねえかと。キノピオドコモダケなめこ、ホクトのきのこの歌、マッシュヘアーとか、フォルムのかわいさは十分認められてらぁと言いたいですね。

たけのこはこのお菓子戦争に全集中ですから。背水の陣というか。一枚岩の強さがありますよ、やっぱり。もしかしたら、全たけ連とか巨大なスポンサーがSNSを操作してるのかもしれません。

 

さて、物騒な陰謀論になりましたので
チョコスナックの個人的ベストナインを上げて終わりにします。
(純チョコじゃなくて安いやつ限定)

1. ポッキー(中)
2. クランキー(二)
3. コアラのマーチ(遊)
4. チョコアスパラガス(三)
5. ブラックサンダー(一)
6. きのこの山(右)
7. たけのこの里(左)
8. ガルボ(捕)
9. アルフォート(投)


こんなもんかなあ。
ほかにパイの実カプリコキットカット、トッポ、プッカ、麦チョコあたりは思いつきましたが落選です。
考えれば考えるほど、自分が食感を重視していることが分かりました。アルフォートがのっぺりした板だったら、たぶん買ってない。舌で大船をなぞれるからいいんでしょう。

 

最後に。ちょうどわかめおばさんさんのブログでもお菓子を扱っていたのでぜひ。
タイトルでピンとくる方なら、少年時代の扉がパッカーン開くと思います。

エブリバーガーはよくよく考えるとディテール半端ないけど…好きでは…なかったなあ(笑)