眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

眠眠カフェイン

彼女が妻になった理由

 

彼女という存在に可愛さを強く求めるとしたら、結婚は信用、いやもうちょっとアバウトに、
「こいつ‥‥できる」
と一目置けるかが大事な気がします。

なので、僕が妻にそう感じた瞬間をまとめてみようかと。

男心が分かる!とまではいかないまでも、シャイな日本男児のレアデータだと思いますので、ぜひのぞいてみてください。
どうぞ今だけは「結婚のメリット」なんて忘れて。

 

<妻には見せない秘密のリスト>

 

 

〇〇の話についてきた

初めて会ったのは大学時代、いつものメンバーの飲み会でした。いつものメンバーの中に、いつものメンバーみたいな感じで、僕の左隣にまぎれていたのです。

僕がふと野球が好きだという話をすると、「あっ、あれ知ってるよ、巨人の後藤の自打球」(動画参照と返してきた。

妻は野球をそれほど知りませんが、野球史の端っこに残る珍事件だけなぜか覚えていたみたいです。僕は彼女が野球を知らなくていいし、いまも家でテレビ中継を見たりはしないんですが、何事にもアンテナを全オフにしない人はいいですね。

あ、それ興味ないですといえば終わりだけど。
フォームの面白さだとか、スタジアムの美しさとか、何かはあるでしょうから。

 

 

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言葉に〇〇をつける

妻は言葉に「お」をつけます。お豆腐、お仕事、お手紙、おそば(おうどんは言わない)。下町の生まれ、それもわりとチャキチャキした地域出身なので最初は意外でしたが、だいぶ丁寧な話し方をします。その分眠たいけどね。

あとら抜き言葉も使いません。これも野球と一緒でできなかったらなんだって話なんだけど、できてたら逆に珍しくて「おっ」てなる。
近所のおじいちゃんおばあちゃんとよく話してたから日本語がしっかりしたみたいです。

そんなに丁寧なら、なぜ巨人の後藤は呼び捨てなのかって言う問題は置いといて。



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初デートで〇〇した

これはほとんど共感を得られないはず。

初デートでは僕が車で彼女の家に送っていったんですが、
「送ってくれてありがとう」
といいながら、普通にガードレールにドアをぶつけたんですよね。

僕は不可抗力でモノを傷つけられて怒るタイプじゃないので、「何だこいつ意外に破天荒だぞ!」と興味をもちました。

当の妻はといえば「キャーッ」などと声を張るでもなく、ただただ茫然自失で立ち尽くしていました。驚くとフリーズするタイプです。今、この時の話をすると「そんなことあったっけ?」とぼけるんだけど。

 

 

〇〇を許してくれた

なんといっても僕のニート期間を許してくれたことには頭が上がりません。

デートであんまり派手なところは行けなかったし、むしろ僕が妻にお金を借りて旅行に行ったりもしたのに、一度も「働いたら?」とか言わなかったですからね。大事な20代後半をこんなヤツと過ごしてくれたのは本当にありがたい。

保育士の資格ももってるし、僕と違って壁のない人です。
妻の職場には年下の外国人がたくさんいるんだけど、「スマイリングガール」のあだ名で親しまれているそう。突然見ず知らずのおばあちゃんに話しかけられて、「あら、あなたのスカートいいわね。似合うわよ!」と話しかけられるのなんて日常茶飯事です。

 

 

とどめの一言

で、30歳を超えて僕が働き出し、結婚を意識するわけですが…。
そろそろ一緒に住まないかとと切り出したときの切り返しが、

「えっ!まだ早いでしょ。実家で楽したい」
でしたからね。

まさかすぎて、逆にこの人しかいないと思いましたよね。

 

***

僕はスパルタ教育されるくらいなら独学のほうが伸びるタイプ。妻にするなら刺激して成長し合えるとかより、成長に干渉しない、いや成長ってむしろ何?みたいな関係が合っていたんでしょう。
向こうは向こうで楽しい人がいいというから、ニートなのに歌って踊ってるケセラセラ人間に魅力を見出してくれたのかもしれません。

 

というわけで、僕が全然シャイじゃなかったためになんの参考にもならなかったかと思いますが、結婚に重要なポイントを1点に凝縮しろと言われたら「休日の過ごし方が合う人」とかじゃないですかね。片方がひきこもってで片方が外に出たいタイプでも、許し合えれば全然OK。

 

もちろん、うちは2人とも完全休業状態でゴロゴロしています。