眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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小児性愛者の人生ハードモードすぎない?

先住民族エスキモーが雪を数十通りで呼び分ける、なんて都市伝説もありますが。
人の性癖はそれどころでなく千差万別です。

我が国が誇る性の殿堂・FANZAでのジャンルタグをざっと見てみると、その数なんと250超。「サイコ・スリラー」「ギャグ・コメディ」と映画っぽいものから、「ママ友」「面接」と意味深なもの、ほかとても言えないもの(大半)まで実にバラエティ豊かです。

幸か不幸か、僕自身には尖った癖がなく、大型書店でいえば1階・2階をうろうろする程度の青二才ですが、これが7階、8階…と上るととんでもない深淵が待っているんでしょう、きっと。


で昔から気になってたんですが、小児性愛って大変過ぎないですか?
もちろん、犯罪に転化した時の非道性・再犯率の高さを考えると、厳重に取り締まられるべきは当然。アメリカ発祥のミーガン法(性犯罪者の住所特定)も、日本の児ポ法児童ポルノの単純所持禁止)も意義は十分理解できます。

でも、本人たちはほかの属性同様たまたま授かっただけですよね?
極端な話、ほぼ全食品アレルギーで身体が肉しか受けつけないのに、社会に肉を禁止されているみたいな状態なんじゃないかと推測します。ましてや”愛”なわけで、男がダメなら女を好きになるとか簡単に転向できるものでもないでしょうから。

 

よく比較されるLGBTは近年やっと多様性が認められはじめましたが、「本人たちが性自認し、愛し合っている」という1点だけでも全く別もの。(子どもは抵抗・拒否することすら難しいですし)

一方こと小児性愛に限っては規制が緩和される可能性は低いでしょう。表現の自由とか、芸術とか、もはやそういう対象ですらなくなってきています。

ちょっと前に顔出しでメディアに出演された小児性愛者の方は、「子どもが視界に飛び込んできたら我慢して目をそらす」と言っていて。性の抑制方法としてはあまりに脆く、思わず絶句してしまいました。

 

やっぱり、何かしらのはけ口が用意できないのは不安が残ります。ムラムラして歩かれるのも嫌じゃないですか。

ただ、いわゆる風俗のように”本当はダメだけどこういうことにしてOK”と落としどころを作るわけにもいかない。どんな理由をつけても子どもが対応するわけにはいきませんし。またアニメや漫画、イメージビデオといった”ソフトに模したもの”でどれほど効果があるかは疑問です。やりすぎると逆に煽る結果になりかねない。

肉を食べたいときに豆腐ハンバーグとか食べると、ますます肉が食べたいってあると思うんですよ。そこのバランスですよね。



 

古い話でいうと宮崎勉事件(1988~1989)っていうのもありました。それをきっかけに大幅規制される前には専門誌もつくられていたほど、小児性愛傾向を抱える人はそれなりの数がいるんじゃないかと思ってます。

これに関しても「はい問答無用でダメ!議論すらしない!」で話を切らないように、いい落としどころが見つかればいいなあという気持ちです。なんというか、この性的傾向を授かった人だけ100対0で悪人っていうのは腑に落ちなくて。人形なのかVRなのか新技術なのか、誰も見えない世界の果てで彼彼女らが発散できる方法があればいいんですけど。

僕自身、見知らぬ誰かに飛びつきたいくらいの性衝動を抱いた経験がないので、痴漢や暴行を働く犯罪者の気持ちはなかなか量れません。それが日々抑制されている対象となると、いったいどれだけのエネルギーなんでしょうか。

動画サイトなどで、少し幼い売り方などをしているアイドルに「このレベルなら東南アジアでいくらでも選べるよ」みたい書き込みを見つけるとゾッとしてしまう。僕は男なので肩入れしていると変に誤解されるのは嫌なんだけど、小児性愛に対しては恐怖、悪意、疑問、憐憫…といろんな気持ちがうずまいてしまうのです。