眠眠カフェイン

横になって読みたい寝言

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ゲームキャラの名前が決められない病・末期

ブログのデザインをコロコロ変えてすみません。
何事も気になると止まらない性質で、わちゃわちゃやっとります。

そんな僕の悪いところが特に出てしまうのが、ゲームの名前決め。
子供のころはそうでもなかったと思いますが、年齢を重ねるたびに迷いが強まり、今では最悪1時間超えになったりします。

今回はそんな優柔不断族の生活を、皆様にシェアしてみることにいたします。

 

■年代別に見る「迷い」の変遷

◇少年期:自分と友達の名前つけちゃえ!

◇学生期:フン、デフォルトが至高だろ

◇青年期:デフォルト変えてみたいけど変えられない

◇中年期:いい感じの名前つけたい ←今ここ

変遷としてはこんな感じ。
「いい感じ」とセンスやオリジナリティを求めるのがこじらせ大人の厄介なところ。要するに決断にはなんか理由が欲しいのです。ネットに転がってる架空の名前メーカーでは納得できない。そんなのでいけるんだったら最初から悩んでいないんです。

ちょうど、食べたいご飯が浮かばないからおかず決めアプリ使うけど結局文句言う、みたいなのに似てる。

<あなたの今日のご飯は…天津飯!>
とか言われても近場にないよっていう。


■最近困ったゲームは『真・女神転生Ⅲ』

メガテン3は大好きなゲーム。内容も大体覚えているのを、久しぶりにやりたくなったパターンです。

デフォルトの名前はなて、ラジオドラマ版は嘉島尚紀 (カシマナオキ)、小説版は(カンナギシン)という名前だったそうです。このラジオドラマ版云々ってパターンもよくあるけど困りますねー。結局、何も思い入れがないのが嫌なんです。

そうなったときにどう決めていくか。
考えられるのは以下4つのアプローチです。

A. 物語の背景を踏まえた名前
B. 見た目から連想される名前
C. とにかくふざけた名前
D. 辞典をパッと開いて指さした項目から連想される名前

一応挙げてみたものの、Bは「短パンはき蔵」とか実質ふざけてしまいがちですし、CやDは自分の手が入ってるとはいえ適当な決め方なので、わりとシリアスな作品ではAになることが多いです。今回もそうでした。

 

■悪魔のリサーチを開始するが…

本作の主人公は、
・都内の普通の学生が、東京が死んだのをきっかけに半分人間・半分悪魔になった
という人物です。(「東京が死んで、僕が生まれた。」のキャッチコピーが有名)

この特徴をもとに、僕はさっそく悪魔のリサーチを開始しました。妻に見られたら出ていくレベルで、PCの検索履歴が闇に堕ちていきます。ところが、悪魔について「海外のエピソードは複雑すぎ」「日本ではマイナー(鬼とかのが強い)」と温度差が激しく、ちょうどいい人物やフレーズにたどり着けません。

もうちょっと調べてみると、マンガ界では半悪魔・半人間を俗に<半悪魔>(pixiv参照)と呼ぶことが分かりました。架空のキャラクターは架空の作品群からヒントを得る。なるほど、理にかなっているようにも思えますが…参照作品が『デジモンシリーズ』『悪魔くん』『愛天使伝説ウェディングピーチ』などなど、僕にとってなじみのないものばかり。とても主人公の名前に引用する気にはなれませんでした。

 

■妥協、新たな課題、そして失敗へ…

で、いろいろあって決めます。
妖怪にしようと。

もう(ゲゲゲの)鬼太郎でいいだろうと。

一周回ってめんどくさくなり、心が疲れる。ここが妥協に最適なタイミングです。「たまたま最近水木しげる関連のコンテンツ見た」「自分自身、幼稚園のころ鬼太郎の劇を演った」程度のこじつけから、主人公の名前を墓場鬼太郎としました。鬼太郎はフル妖怪で、人間とのハーフでも何でもないんですけれども。

ところが、今度は新しい問題が発覚します。
メガテン3では「呼び名」(カタカナのニックネーム)も決めなくてはいけない。
痛恨。すっかり失念していました…。

仕方ないのでもうひと踏ん張り。鬼太郎にニックネームがあるか再調査するものの、まったくヒットせず、風呂に入った親父が本名で呼んでくるシーンしか浮かびません。ゲゲゲはカタカナだけど呼び方じゃないし…

で、もう疲れてますから、僕は間違いを犯してしまうんですね。
やっぱり人間勢いで決めると危ないんですよ。

■一世一代の大勝負

鬼太郎、カタカナ、悪魔と人間のハーフ、170センチ。
壊れた脳が断片的な情報をつなぎ合わせて導き出した答えは…


「ウエンツ」

2008年に鬼太郎映画の主演を務めたウエンツ瑛士氏に、僕は命運を託してしまいました。どちらかというと好きなタレントさんですし、なんと映画が出た2008年頃に1回だけお仕事で会ったこともあって、運命を感じちゃったんですよね。ピースがはまった!というか。確証バイアスってやつでしょうか。

こうして、ウエンツの女神転生が始まりました。

「ウエンツ、お前に世界が創れるか?」

「ほう、その方ウエンツと申すか。我も聞いたことがあるぞ…」

「危ない!ウエンツ!」

朽ち果てた東京を縦横無尽に駆け回るウエンツ。
最初のうちはゲラゲラ笑いながらプレイしていましたが、2日目にあっさり限界がやってきます。1回寝て起きちゃうと、もうゲゲゲですね。

物語の序中盤、初めて池袋でウエンツと鬼が出会ったあたりでリスタートを決めました。

しかし、1回寝ると萎えることもあれば、ひらめくこともあります。
あっという間に次の名前候補が決まったのでした。

■最終的な名前がこちら!

 

シンプル鬼束ちひろさんにしました。あだ名は”ゴッドチャイルド”です。

腐敗した世界に堕とされてますしね。メガテン3の主人公はなかなか不遇なことで有名なので、ダークな世界観には合うかなと思って。

153センチだし、というか女性だし、悪魔とゴッドだし。いろいろ整合性はとれないんですけど、あえて漢字変換した「鬼束千尋」はゲーム内で呼ばれた時のバランスが◎!やっぱりプレイしていて違和感がないのが一番です。ちなみに鬼束ちひろさんは、僕と出身地&誕生日が一緒で、そういう繋がりは依然重視してる。

このくらいの思い入れ&適当さのバランスで直感的に名づけられたらいいんですが、なかなかぱっとは浮かばないんですよね…今後のゲームライフも前途多難になりそうです。